アフター -西区・S邸-
先月、『美容室A』の軒下イベントお世話になった西区のSさん。
その際改めて、子供たちの成長に伴って増えてしまった洗濯物の干場と、より大きな洗濯機に入れ替える事を検討する際に支障になってしまう洗濯水栓の位置についてご相談をいただき、現状とリクエストの確認のために伺いました。
感覚的、一般的な便利さだけでなく、結露、換気、効率、、、ケースバイケースで一朝一夕に判断できないことは多々あります。。。
夏場は外に干せるタイミングが多いから特に心配せずで良いとはいえ冬季が問題。湿度が高い期間の長い新潟での気候的な部分と、洗濯サイクルなどを考慮して解決策を模索。
やりすぎてコスパが悪くなっては非効率なので、段階的に(様子をみながら)対策を講じる事に。
第一段階の提案に向けて準備に取り掛かります!
しかしながら、計画した家が竣工したときの感動はもちろんありますが、こうして暮らしが始まった(落ち着いた)ところで体感するのはまた格別のこと。
暮らしの変化は必ずと言って良いほどありますが、そう言ったことについてご相談をいただける本当に嬉しいことです。
ご不便をおかけしている事には反省をしつつ、都度先を見ながら最適解で対応させていただく事、そんなふうにお付き合いしていける事に、改めて感謝の気持ちが込み上げます。
それにしても、ドタバタであろう日常を感じる様な、感じない様な、ごく自然な家と家族の立ち居振る舞いに穏やかな高揚感を抱きます。
新築工事が終わるという“竣工”は、あくまでも新築工事が終わったという通過点でしかなく、ココで始まった暮らしについての相談を受ける幸せを噛み締める今日この頃。
責任は続くプレッシャーというとマイナスイメージと受け取られるかもしれませんが、責任を全うするためのお付き合いに携われる事に、感謝の気持ちが尽きません。
住宅建築という、暮らしに関わる事は本当に幸せな仕事だなと改めて実感したある日のこと。
『西区・S邸』
竣工:2016年4月
タクミ
2016年 県内工務店の委託により渡辺義行建築設計事務所(jinroku)が設計に携わりました
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