現場 -大ひさしの家-
現在内部仕上げ工事中の『大ひさしの家』
今はクロス工事の真っ只中。
現場に立ち寄ったのは、クロスが貼られる前に天壁の下地の記録を残す為。
暮らしが始まってから、DIYにて棚や物干しを追加したり、図面に残りにくい現場での善処を記録して、記憶が薄れた頃に備えます。
『大ひさしの家』は一部の板張り箇所を除いて、天井・壁の仕上げ材はビニールクロスです。
当然ながら、高価な自然素材での仕上げはイイですが、安価なビニールクロスが悪いという事はないと思っています。
“身の丈”というと聞こえが悪い様に捉えられそうですが、みんながみんな要望を叶えられる沢山の予算を用意できるわけではなく、それぞれに無理のない予算というものがあります。
その中でも夢を描いて建てる家に無理をしていない人はいないはず(少なくとも不動産を所有するか否かだけでも)
何事も計画と下準備が大切です。
クロスの下準備といえば、職人さんの下地のパテ処理。
ベテラン職人の慣れた手付きから、僅かな狂いを感覚で確認しながら施工していく様子を見て誇りを感じます。
人の手が(現場でも工場でも)加わる仕事は、仕事をする職人さんの熱量が肝だと思います!
自然素材より安価なビニールクロスだとしても、熱がこもっていればそれは立派な作品ではないでしょうか。
高価や安価、自然物や人工物など明確に数値・言語化できるものではない、本気の努力と熱量も評価や判断材料にしてもらえたら良いのになぁ
って常々思います。
パテ処理と、パテのついたコテを洗う手捌きを見て感じた備忘録でした。
『大ひさしの家』は、10月15日(金)から10日間オープンハウスを予定しています。
タクミ
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