メインの窓
- 外(風と太陽と庭)との関係 -
[風について]
透明窓には大抵カーテンなどのスクリーンが取り付けられます(障子などの建具を入れる場合を除いて)。日中もレースなどの薄いものが掛けてあります。
夏に風を入れようと窓を開けると、それがヒラヒラするのでなんだか落ち着きません。そこで、スクリーンを使わない窓を考えてみました。横ラインのルーバー窓(型ガラス)に縦ラインの木製格子を取り付けて、目隠しをしながら風を入れるという方法です。
[太陽について]
夏の強い日射しを内側のスクリーンで遮っても熱は入ってきます。
日射し(熱)を外側で遮ることが出来るように、窓外に簾やメッシュカーテンなどを取り付けるための幕板を設けました。寝室の窓外の幕板は、小柄な奥様も同様の作業が出来るように、上段は当初の予定より低めに取り付けました。プロポーションはいつも大切にしています。ですがここでは、住人の使い勝手を優先しました。
[庭について]
窓辺にカウンターを設けて、庭を身近に感じられる居場所をつくってみました。椅子をテーブルの反対側に向けて、庭や外の風景を眺めながら読書やコーヒーを楽しみます。
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