土地探しについて
ひどい雨が続いたかと思えば、今度は猛暑日が続いていますね
連日熱中症などの注意や、この猛暑はいつまで続くのか!?なんて騒いでいますが、天気予報はあと1週間は雨の降らない日が続く模様、、、
そうすると今度は「雨が降らない影響で、、。」という話題も出てくるんだろうなぁ、と
『災害級』という言葉を本当によく耳にするようになり、今で言う『災害級』が日常になりつつあるのでは?と思うととっても怖いです。。
ただ、タイトルの件ですが、土地探しで現地を回るときは晴れているととっても気持ち良く、ドライブがてらのいい気分転換にもなります。今回は反対にバケツをひっくり返したような雨の日にも遭遇したので、天候による感じ方の違いも得られたり
その土地探し、実は結構いろんなことを考えてやっています
弊社は宅地建物取引業はしておりませんので、勿論、実務には不動産屋さんに入っていただきます
そしてだれかれ構わず大歓迎というわけではありません
土地探しのアドバイスはご相談に来られたどなたにもいたしますが、実際の土地探しとなるとある程度僕らのことをパートナーとして考えてくださる方が対象となります
それは慈善事業ではないからというのもありますが、それよりも大きな理由が
土地探しというと”土地”にフォーカスするのは当然です
でも家は土地の上に建つわけですから、家のことも当然考えながら選ぶ必要があります
土地が100点、家が100点
こんな風になれば良いですが、土地は2つとして同じものはありませんし、価格、エリア、環境、方位、面積、形等々、実に様々あります
当然エリアを優先したら、坪単価が高から面積を妥協しなければならないこともあるでしょうし、その逆も
そして土地にお金をかけすぎてしまったがために、家の予算を削らなければならなくなったり
どちらにも予算を掛けてしまった結果、予算を大きくオーバーしてしまい返済が大変になってしまったり
後で後悔しないためにも客観的に情報を整理をして、予算の中で土地と建物のバランスをとること
そう、土地と家、どちらかの点数が高ければ満足が出来るというわけではないので、僕らは総合点で100点に近付けるかを考えています
たとえば土地にデメリットがあったとしても、建築でこれをカバー出来たりもします
話しが少しそれましたが、クライアントにとって僕らが活かせる土地を提案するわけです
もし僕らがおススメした土地を選ばれて、他の住宅屋さんで家を建てることになった場合、もしその住宅屋さんが活かしきれなかったら逆にご迷惑をお掛けすることになりますから、、、
実際の売地(時には地上げも)を見ながら要望と予算と通勤時間や利便性など、全て完璧なものが選べないならどこが落としどころなのか、打合せを重ねて決めていくわけです
では一体どんな風に土地探しをしているのか、ちょっとだけ書いてみます
まずは、
クライアントの要望(エリア、立地、面積、予算感)などを雑談も交えながら確認
もちろん予算は建築費だけでなくローンの諸経費や家具・カーテンなどの費用まで考慮して資金計画書をつくり、最初はざっくりでも土地・建物の予算配分をします
※ここで希望の予算内だと、土地にかけられる予算の上限も見えますから、絞り込みの役にも立ちます
そこから情報収集
一昔前までは不動産屋さんもお店に来てもらうために、所在地を明かさなかったり、Webでは非公開の案件も結構ありましたが今はほとんどありません
大抵はいいところWebで確認できます
ざっくりと建てた目標の土地予算、その範囲内で希望条件を考慮しながらひたすらググって、たくさんの情報とにらめっこです
もちろん、パートナー的に動いていただいている不動産屋さんには条件を伝え、これから出てきそうな物件があるかどうかなどは並行して確認です
そしてまずはざっくりとピックアップします
そこから詳細な情報を確認していくわけですが、販売価格以外で発生する諸経費(仲介手数料の有無や申請など)の他にも、その土地だから発生しそうな工事費用もチェック
その土地ごとにかかる工事費用は、ライフラインの引き込みであったり、道路と敷地の高低差による土留めや土の処分費、土地の地目、用途地域などなど、、、これらも同時に確認します
あ、あとハザードマップなんかも確認しますね
今は便利なGoogleマップと、役所に行かずとも用途地域やハザードマップも確認できますから、先ずはみっちりwebで下調べと情報の整理ができるのです
そして候補になりそうな土地は不動産屋さんにお願いして資料請求をします
資料を待ちながら、打合せ用に簡単なマップとリストをつくります
ココからやっと原理下見へと進みますが、ここまででだいたい2~3日くらい掛かります
もちろんこれだけやってりゃいいってわけではないので、他のこともやりながら、、、
打合せ前の現地下見は効率よく回れる様、そのマップでルートを考えて巡ってみます
僕も当然現地の下見はしますがそれよりも、『設計士が実際に土地を見て、計画のイメージをする』というのがポイントですね
設計士の渡辺がしっかりと現地を確認します
エリアや金額は物理的だったり数字でわかりますが、クライアントが臨む家が計画出来るのか、町並みや環境を肌で感じながら、候補地ごとの情報をまとめていきます
これらの情報をもって、まずは一回目の土地打合せ
ここで生の情報を元にディスカッションし、絞り込んだり、エリアを見直したりと計画を進めます
と、だら~っと書きましたが、土地探しのご依頼をいただくと、こんなことから始めています
クライアントが気負うといけないので、一応やわやわと言いつつですが、まじめにガチな気持ち(最初からそうでないとダメ)で取り掛かります
冒頭にも書きましたが、僕らは不動産業は生業としていません
そこでも利益を求めなければいけなくなると面倒ですから
(「あの土地早く売りたいから、ちょっと条件違うけど勧めよう!?」なんて言うのは嫌ですよね、、。僕は絶対に嫌です)
あくまでも僕らはその中間、プロの建築屋としてのサポート業務です
ご家族が愛着をもって暮らすための家を建てる、永住をする土地探しですからスタートから全力です
土地探しから家づくりを考えている方、ぜひご相談ください
僕らが販売できる立場ではありませんし、土地が決まらなければ設計もできない
そうなると、売り込みなんてできるものではありませんから笑
怖がらずにお気軽にどうぞ笑
佐藤
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