向陽の家
同居を見据えた 中庭のある家
規模・条件----------
新築:2025年6月竣工
建築地:新潟県新潟市東区向陽
敷地面積:229.62㎡(69.32坪)
延床面積:144.50㎡(43.62坪)
構造規模:木造2階建
用途地域:第一種低層住居専用
道路幅員:北 8.0m
住宅性能:UA値 0.50
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将来、親と同居することを想定した計画です。
異なる世代の同居は生活スタイルや感覚が異なるため、お互いに気を使うことが増えるはずです。
お互いのプライバシーを守りつつ、各部屋が分断されすぎないように。また、物理的にも距離を取る必要性を感じ、いつもより一回り広めを意識して設計しています。
メインルーム
くつろぐ場(リビング・11.3帖)と作業の場(DK・16.6帖)を分けたいという要望から、独立気味に配置しています。
広めのリビングは動かせる家具を中心に暮らしの変化に対応できるよう、白く柔らかい印象にまとめました。
家の中心に配置したDKは、玄関、階段、水回りと近く、動線としてもとても便利です。
反面、落ち着く場所にはなりにくいため、雰囲気が良くなるように造作を多用しました。
腕を振るっていただいた職人さんたちに感謝しています。
1階の寝室は道路からいちばん離れた位置に配置しています。
高齢になる親の部屋となるため、トイレや風呂などの水回りもセットで近くに。
LDKと1階寝室で囲む中庭。
要所に建てた板塀と植栽で周囲の視線を柔らかく遮りつつ、室内のどの位置からも四季の変化を感じられます。
高低差と奥行を変えたデッキテラスで、自分たちだけの庭遊びが楽しめます。
南北に長い家の2階廊下。
ホール〜廊下の建具を天井付とすることで、開け放った時の連続性を持たせています。
奥には2帖の畳スペースを設け、2階にもくつろげる居場所をつくっています。
玄関脇には土間収納を設け、ここからキッチンと行き来することができます。
家族用の裏動線があると、慌ただしい日常をさりげなくサポートしてくれます。
工程---------------
土地決定:2023年12月
設計期間:2023年12月~2024年9月
工事期間:2024年9月~2025年6月
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