阿賀野の家

三角屋根の ほぼ平家暮らしの住まい




規模・条件----------

新築:2024年9月竣工

建築地:新潟県阿賀野市

敷地面積:167.61㎡(50.60坪)

延床面積:82.55㎡(24.92坪)

構造規模:木造2階建

用途地域:無指定

道路幅員:北 6.0m

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住宅性能-----------

BELS (Zeh Oriented)

UA値:0.46

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東に五頭山の山並みが臨める新しい分譲地内での計画。

北側道路の面積50坪、間口10mの敷地に、ご夫婦お二人のためのコンパクトなほぼ平家の住まいです。



メインルーム



リビングとダイニングキッチンは腰壁で緩やかに区切っています。

リビングが8帖、ダイニングキッチンが7.5帖、書斎が1帖、計16.5帖のコンパクトなLDK。

広さは帖数で考えるのではなく、距離感で考えるようにしています。




リビングも水回りも和室も出入口を二つ設けて、グルグル回れる回遊動線をつくっています。

複数の経路は色々なシーンで活躍してくれそうです。



1階のクローゼットの位置は、脱衣室の近くで、和室(将来の寝室)と階段の間になります。

どこからも行きやすいので、朝の支度も帰宅後の着替えや入浴のときも、便利に使ってもらえます。



和室の天井は2階の床を現しにした根太天井。

LDKとは違った雰囲気にするためのしつらえです。

施工的に面倒なことが増えるので、天井を作らない分安くなる訳ではありません。

そして、制約されるのが電気配線。普通からズレるとどこかにシワ寄せがくるものです。"普通"ってなかなかうまく出来ているのです。

音の問題があるので、将来的に天井を作ることも意識しています。



新潟は立地にもよりますが、夏の時期(8月、9月)に北からの風が吹くことが多くなります。その風を取り入れるため北側の窓については、位置、大きさ、開き方などしっかり考えます(冬の北風にも注意)。

この家では、リビングから入れて階段と和室に抜けてくれることを期待しています。

また、風を入れるときのカーテンなども考慮しなければいけません。




玄関の下足入の天板は無垢の一枚板。照明はクライアントに一生懸命探してもらったモノ。天井には一部桐の合板を張りました。

玄関は"その家の顔"とも言われるので、住む人の個性と少しの演出が欲しいところです。


キャンプ好きのご夫婦。外収納はもちろんのこと、テントなどを洗う外スペースも考慮してあります。

外収納は玄関にも繋がっているので、家の中で使うものも仕舞えます。 




工程---------------

相談~

土地決定:2023年7月~2023年11月

設計期間:2023年11月~2024年4月

工事期間:2024年4月~2024年9月

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新潟県新潟市中央区高美町7-2

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